ダイニングテーブルをオーダーする:一枚板と接ぎ板の値段

2026年10月 確認かぐどこ編集部

掲載店の公開価格では、幅160×奥行80cmの無垢材のダイニングテーブルは、クラスコファニチャーで21.5万〜28.5万円(税別)です。SAC WORKSでは同じ大きさで、オーク突板が231,440円、オーク無垢材が397,650円(税込)です。一枚板は板ごとに値段が決まり、「時価」とする工房もあります。天板の種類の違い、値段の例、サイズの決め方、納期と手入れをまとめました。

一枚板・接ぎ板・突板の違い(無垢テーブルの天板)

無垢材は、丸太から切り出した木をそのまま使った木材です。無垢材の天板には、1枚の板で作る一枚板と、細い板をつなぐ接ぎ板(はぎ板)があります。カリモク家具は、無垢材の天板は「集成材という小木材をつなぎ合わせて一枚の板にしたものが主流」と説明しています。突板は無垢材ではなく、台の板に薄い木を貼ったものです。

天板作り見た目価格反りや割れ傷の直し方
一枚板1本の木から切り出した幅の広い板を、そのまま天板にしたもの木目や年輪の模様が1枚でつながる。木匠は「年輪の模様が神秘さを物語っています」と紹介板ごとに決まる。木匠は「時価(材質による)」、はーべすとは「材料により変わります」としている無垢材なので、湿気や乾燥で反りや割れが出ることがある無垢材なので、傷は削って直せる
接ぎ板(はぎ板)幅の狭い無垢材を何枚か横につなぎ合わせて、1枚の天板にしたもの板の継ぎ目が見える。はーべすとは、左右対称に板をはぐ「ブックマッチ」で作った例を公開天板の作りを書いていない店が多い。無垢材のテーブルでは、大きさと樹種ごとの価格表を出している工房がある(下の表)無垢材なので、湿気や乾燥で反りや割れが出ることがある無垢材なので、傷は削って直せる
突板(つきいた)合板などの台の板の表面に、木を薄く削いだ板(突板)を貼ったもの表面は本物の木目。厚みは1mmに満たないほど薄いSAC WORKSでは、同じ大きさの無垢材のテーブルより安い(デザインは別。下の表)寸法の狂いや割れがほとんどなく、反りも起こりづらい突板の厚みを超えた傷は修理できない。深い傷では下地の合板が出たり、突板がはがれたりすることがある
  • 無垢材は伸び縮みする:北風worksは、適正に乾燥させた材料でも1%ほどは伸び縮みするとしています。幅1000mmの天板なら10mm程度です。
  • 置き場所に気をつける:家具工房CLAPは、過度の湿気や乾燥が反りや割れの原因になるとして、直射日光や冷暖房の風が当たる場所を避けるよう案内しています。
  • 突板は反りにくいが薄い:カリモク家具は、突板の天板は反りが起こりづらい一方、厚みを超えた傷は修理できないとしています。

出典:カリモク家具「ダイニングテーブルの選び方」、SAC WORKS「樹種や仕上げについて」、株式会社木匠「テーブル・机」、工房はーべすと「テーブル」、北風works「家具のオーダーについて」、家具工房CLAP(注意事項)(いずれも2026年9月28日確認)

ダイニングテーブルをオーダーした値段の例(樹種・サイズ別)

クラスコファニチャーは、樹種と大きさごとの価格表を公開しています。次の表は、四隅に脚があるスクエアテーブル(コーナーレッグ)の価格です。金額はすべて税別です。

サイズ(mm)サクラ・他ナラ・ウォールナット
W1600×D800215,000円256,000円
W1800×D900234,000円284,000円
W2000×D1000253,000円312,000円
  • 樹種の差:同じ大きさで、ナラ・ウォールナットはサクラなどより4.1万〜5.9万円高くなります。
  • 大きさの差:1サイズ大きくなる(幅20cm・奥行10cm)ごとに、1.9万〜2.8万円上がります。
  • 脚の形:脚を中央に寄せたセンターレッグは、コーナーレッグより2.5万〜3.1万円高くなります。
  • 丸テーブル:直径100cmのサクラなどが213,000円(税別)からです。オーダー家具の値段は何で決まるのかで紹介した「21.3万円〜(税別)」は、この価格です。
  • ほかにかかるもの:標準の高さは72cmです。配送料は仙台市内で10,000円(税別)、ほかの地域は見積りで、店での引き取りは無料です。

ほかの掲載店が公開しているテーブルの価格です。天板の作りは、各店の表記のとおりに書いています。税込か税別かも各店の表記のとおりです。

テーブル天板の作り(店の表記)樹種サイズ(mm)公開している価格税店
DINING TABLE RF-041〈OAK〉オーク突板オークW1600×D800×H720231,440円税込SAC WORKS(札幌市)
DINING TABLE RF-041チーク突板チーク(脚はオーク無垢材)W1600×D800×H720249,040円税込SAC WORKS(札幌市)
DINING TABLE RF-087〈OAK〉無垢材オークW850×D850×H720290,400円税込SAC WORKS(札幌市)
DINING TABLE RF-087〈OAK〉無垢材オークW1600×D800×H720397,650円税込SAC WORKS(札幌市)
スクエアダイニングテーブル記載なしタモW1000×D900×H680198,000円税込工房はーべすと(糸島市)
ダイニングテーブルC記載なしブラックウォールナット・タモW1400×D800×H700330,000円税込工房はーべすと(糸島市)
Aラインテーブル記載なしタモ(脚はブラックウォールナット)W1500×D800×H680308,000円税込工房はーべすと(糸島市)
Aラインテーブル記載なしタモ(脚はブラックウォールナット)W1800×D900×H680352,000円税込工房はーべすと(糸島市)
ダイニングテーブルA記載なしクルミ(脚はナラ)W1900×D865×H680352,000円税込工房はーべすと(糸島市)
ダイニングテーブルBブックマッチ(左右対称に板をはぐ)キハダW1800×D900×H680440,000円税込工房はーべすと(糸島市)
ダイニングテーブルE記載なしブラックウォールナット(脚は桜)W1800×D900×H710495,000円税込工房はーべすと(糸島市)
ダイニングテーブルD一枚板ケヤキ材料による材料により変わる—工房はーべすと(糸島市)
ダイニングテーブル T-035記載なしブラックチェリーW1400×D750×H680177,000円(参考価格)税込家具工房 CLAP(糸島市)
天然木テーブル一枚板天然木記載なし時価(材質による)—株式会社木匠(太宰府市)
一枚板こたつテーブル一枚板ブビンガ記載なし650,000円〜税別株式会社木匠(太宰府市)
  • 突板と無垢材:SAC WORKSの幅1600mmのオークのテーブルは、突板のRF-041〈OAK〉が231,440円、無垢材のRF-087〈OAK〉が397,650円です。デザインも違うため、差のすべてが天板の材料によるものではありません。
  • SAC WORKSの条件:どのテーブルも脚の取り付け作業代4,950円が別にかかります。RF-087はサイズの変更や、ほかの材料での製作も受けています。
  • 一枚板:はーべすとは一枚板のため「大きさや価格は材料により変わります」、木匠は「時価(材質による)」としていて、決まった価格は出していません。木匠のブビンガの一枚板こたつテーブルは650,000円(税別)からで、取り付け工事費は別です。
  • CLAPの価格:T-035は2014年に掲載された作品の参考価格です。CLAPは、木材の仕入れ価格などで予告なく価格を変える場合があるとしています。

費用の記事で紹介したhakataya_craftの15万〜40万円程度という目安も、この表の価格とおおむね同じ範囲です。

出典:クラスコファニチャー「ダイニングテーブル」、SAC WORKS「DINING TABLE」、同「DINING TABLE[RF-041〈OAK〉]」、同「DINING TABLE[RF-041]」、同「DINING TABLE[RF-087〈OAK〉]」、工房はーべすと「テーブル」、家具工房CLAP「ダイニングテーブル T-035」、同(注意事項)、株式会社木匠「テーブル・机」(いずれも2026年9月28日確認)

テーブルのサイズの決め方:4人・6人の幅と奥行き、差尺

カリモク家具は、1人あたりのスペースは幅60cm、奥行40cmが理想としています。人数ごとの目安は次のとおりです。

人数大きさの目安
2人幅80〜100cm × 奥行80〜100cm
4人幅120〜150cm × 奥行80〜100cm
6人幅180〜200cm × 奥行80〜100cm
  • 椅子を引く場所も測る:カリモク家具は、椅子を十分に引けない、座ったときに周りに余裕がない配置は窮屈で使いづらいとしています。テーブルの大きさだけでなく、周りの通り道も含めて部屋を測ります。
  • 脚の位置:四隅に脚がある形は安定し、短い辺にも座れます。脚が2本の形は四隅に余裕があり、出入りが楽です。脚が1本の形は椅子を自由に置けます。
  • 高さと差尺:テーブルの高さと椅子の座面の高さの差を差尺(さしゃく)といいます。カリモク家具は、差尺は27〜30cm程度がよいとしています。座って脇を軽くしめ、テーブルに手を下ろしたときに肘が90度くらいになる高さが目安です。
  • 工房の標準の高さ:上の表では、テーブルの高さは680〜720mmです。クラスコファニチャーの標準は72cmで、変える場合は相談としています。高さ72cmなら、座面が42〜45cmの椅子が差尺27〜30cmにあたります。今使っている椅子に合わせるなら、座面の高さを測って伝えます。

出典:カリモク家具「ダイニングテーブルの選び方」、同「ダイニングチェアの選び方」、クラスコファニチャー「ダイニングテーブル」(いずれも2026年9月28日確認)

納期と手入れ:オイル仕上げとウレタン塗装

納期は、クラスコファニチャーが図面と見積りの提案まで約2週間、発注から完成まで約2か月です。SAC WORKSのテーブルは約2〜3か月、家具工房CLAPは通常3か月ほどです。どちらも注文の状況で変わるとしています。工房ごとの期間は注文から完成までの流れと期間にまとめています。

塗装は、オイル仕上げとウレタン塗装から選べる工房があります。クラスコファニチャーとSAC WORKSは選べるようにしていて、北風worksもウレタン系の塗料に相談で対応しています。SAC WORKSの説明をもとに違いをまとめました。

オイル仕上げウレタン塗装
見た目ツヤがなくマット。木そのものの手触り表面に薄い膜ができる。木の質感は少し失われるが、均一に仕上がる
水・熱・傷傷がつきやすく、水分や熱、乾燥に弱い水分や熱、乾燥に強く、傷がつきにくい
手入れ半年〜1年に1回程度、オイルを塗り直す基本的に不要
直し方表面の傷や汚れは、サンドペーパーで磨いてオイルを塗り直す表面に膜があるため、色やツヤを戻すには膜をはがして塗り直す
  • ふだんの手入れ:カリモク家具は、柔らかい乾いた布で拭き、汚れは中性洗剤を3〜5%に薄めたぬるま湯で固くしぼった布で拭くよう案内しています。水をこぼしたらすぐに拭き取ります。水が木に染みると、割れや色落ちの原因になるとしています。
  • オイルの塗り直し:家具工房 旅する木は、年に1回、できれば半年に1回を目安にオイルを塗るよう勧めています。
  • 落ちない汚れ:家具工房CLAPは、オイル仕上げの汚れが落ちないときは、240〜320番のサンドペーパーで磨いてから家具用のオイルを塗るよう案内しています。
  • 塗膜のある塗装の塗り直し:カリモク家具は、塗膜をていねいにはがして塗り直すと、色やツヤが戻るとしています。天板の再塗装の料金は家具の修理・張り替えの費用にまとめています。

出典:クラスコファニチャー(注文の流れ)、同「ダイニングテーブル」、SAC WORKS「DINING TABLE[RF-087〈OAK〉]」、同「樹種や仕上げについて」、家具工房CLAP(注意事項)、北風works「家具のオーダーについて」、カリモク家具(よくある質問:木部の手入れ)、同「修理・お手入れ」、家具工房 旅する木「家具のお手入れ」(いずれも2026年9月28日確認)